交通事故による『高次脳機能障害』は弁護士法人心まで

「その他の高次脳機能障害情報」に関するQ&A

高次脳機能障害と診断されましたが、脳神経外科以外の科にも通院した方が良いでしょうか?

  • 文責:弁護士 上田佳孝
  • 最終更新日:2022年1月17日

1 整形外科

交通事故により高次脳機能障害の症状だけでなく、骨折や打撲、捻挫などを負った場合には、整形外科にも通院した方が良いです。

骨折や打撲、捻挫などを負った場合に、事故後早い段階から整形外科に通院していない場合には、治療費が認められないことや、後遺症が残ってしまったときに後遺障害の認定がされないことがあります。

適切な治療を受ける観点からはもちろんですが、適切な賠償金を受ける観点からも、治療経過の証拠を残し、後遺症が残ってしまった場合には適切な後遺障害認定を受けるために、できる限り早い段階で整形外科に通院することが大切です。

2 耳鼻科

交通事故により耳が聴こえにくくなることなどがあります。

耳が聴こえにくくなる症状が脳損傷に関連している場合もありますが、適切な治療を受けることや、後々の後遺障害の認定を考えると、受診した方が良い場合があります。

3 眼科

交通事故により視力が低下することなどがあります。

脳損傷に関連して視力が低下している場合もありますが、適切な治療を受けることや、後々の後遺障害認定を考えると受診した方が良い場合があります。

4 形成外科

交通事故で切り傷や擦り傷を負うことがあります。

切り傷や擦り傷の適切な治療を受けるために、形成外科に通院した方が良いことはもちろんですが、症状の経過を証拠に残し、後遺障害認定で不利益を受けないようにするためにも、受診した方が良いです。

5 早い段階での受診が大切

上記のとおり、整形外科、耳鼻科、眼科、形成外科などを受診した方が良い場合がありますが、治療経過を証拠として残すという観点から、いずれの場合も、受診は早い方が良いです。

適切な受診を行うためにも、症状を的確に伝えることが大切であることはもちろんですが、場合によっては、症状を書面にして主治医に渡すことが効果的なこともあります。

6 早期のご相談を

高次脳機能障害は、早い段階で適切な対応をとらなかったために、適切な後遺障害等級の認定を受けられなくなることも少なくありません。

交通事故による高次脳機能障害でお悩みの方は、お気軽に、弁護士法人心にご相談ください。

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